終盤に故障で出場出来ない時期がありましたが15年目にして自己最高の成績を収める事が出来ました。このうち打率と本塁打はチーム二冠王ですので先日公式で行われていた「ファンが選ぶチームMVP」に過半数以上の得票を集めて堂々と選ばれたのは当然でしょう(ただ、私は別の選手に投票しましたが…笑)。
相変わらず外角に大きく外れるボール球を空振りするシーンも多々見られましたがうまく見極め右方向への流し打ちも増えました。特に本塁打の大半はライスタに入るものでした。流し打ちの本塁打量産は相当パワーが無いと出来ない芸当です。昨年までのサブローからは考えられない長打力です。この変化には驚きました。
打撃で自身最高の成績を収めた反面、守備での衰えが顕著に見られたのも事実です。ファールゾーンへの打球で頑張って追えば取れるものをフェンスを怖がって途中で諦めた事もしばしばありました。また、イチロー張りのレーザービームを見る機会も殆どありませんでした。
打撃面では良い意味で、守備面では悪い意味で昨年までのイメージと違ったサブローですが、心配されたFA移籍を行使する事なく来季もマリーンズに残留してくれた事には嬉しく思います。まだまだ第一線での活躍を期待したいものです。