弱小時代からの功労者がまた一人ユニホームを脱ぐ事になってしまいました。
開幕から一軍に帯同したものの代名詞と言われる「精密機械」「針の穴を通すコントロール」はすっかり影を潜め中継ぎとして機能せず5月に二軍落ち。二軍では先発を務める等腐らずにやって来ましたがなかなか一軍からお呼びが掛からず44歳の誕生日を迎えた直後の9月20日についに引退表明しました。
ホーム最終戦となった10月6日の引退試合で1球で最年長セーブ記録を更新し有終の美を飾れたのは記憶に新しいところです。
その試合後のセレモニーで「近い将来別の形でこのユニホームを着たい」と語ってくれました。これが監督としてなのか投手コーチとしてなのかはわかりませんがその日が来るまで信じて待ち続けたいと思います。
同じベテランでも自分の仕事を黙々とこなすタイプの堀や高木(←こちらも昨日引退表明しましたね)とは違い若手や中堅選手に対して気付いた事を発言が出来る選手は非常に貴重だったのではないでしょうか。最近は他球団でもこのようなタイプの選手は減ってきているようで凄く残念に感じます。
オリオンズ〜マリーンズで16年間、ベイスターズやMLB、浪人期間も含めて計20年間本当にお疲れ様でした。