捕手としての出場試合数は激減しましたが通算の出場試合数は1試合だけながらも昨年より増えています。つまり、昨年規定打席不足ながらも3割をマークした打撃を買っての起用が多かったのですが今季は一昨年まで並の数字に戻ってしまいました。
選球眼の良さ。これがこの選手の打撃面での売りの筈でしたがボール球に手を出して空振りという橋本将らしくないシーンが多々見受けられました。三振80は大松と同じ数なのですが打席数が大松553に対して約半分の288である事を考えるとあまりにも何でもかんでも振り回し過ぎました。シーズン序盤に一塁へ全力疾走した際に肉離れを起こした試合がありましたがこれにより下半身の粘りが無くなったが故の打撃不振であると考えられます。
守備面では里崎と違い基本的に投手の投げたい球を投げさせるのが橋本将のリードの特徴でありそれはいいのですが、肩の衰えが顕著に見られたのは残念です。外しているのに盗塁を刺せない事もしばしば見受けられました。これは捕手として致命的でないかと考えます。その為冒頭で書いた通り捕手としての出場は僅か29試合と激減してしまったのは致し方ないところでしょう。
オフに捕手としての出場機会を求める形てFA宣言。来季からはベイスターズでプレーする事となりました。ファンとしては残念ですが本人が下した決断なので支持したいと思います。また、ベイスターズの捕手層を考えたらこの選択は間違っていないと思います。清水と共に交流戦、あわよくば日シリでの再会を期待したいですね。まだまだ老け込む年齢ではありませんので新天地でもう一花咲かせてほしいものです。