
和倉温泉と穴水の間28キロはかつては七尾線の一部でしたが現在は第三セクターののと鉄道に移管されています。

和倉温泉14時29分発の穴水行きは単行のワンマンカーにも関わらず団体客で超満員。車内は関西弁のおばちゃん達の話声が響いていました。この列車、よく見ると七尾で大阪発の「サンダーバード」の接続を受けて発車というダイヤだったのですね。仕方なくデッキ近くに立つ事にします。

列車は能登半島のつけ根を富山湾に沿って走ります。
途中の能登中島駅には何と…

国鉄時代の郵便客車や

パノラマ列車「のと恋路号」の廃車体が保存されていました。が、海が近い為かいずれもあちこちに錆が浮き出ており非常に痛々しい状況です。折角保存するのなら何とか綺麗な状態を保ってほしいですね。

15時05分に穴水に到着。ここはかつては輪島方面と珠洲方面への分岐駅だったのですが現在はどちらも廃線となりここで行き止まりとなっています。駅名標の右側の隣の駅名が消された跡があるのがおわかり頂けるかと思います。分岐駅から一転盲腸線の終着駅になってしまった例としては他にかつての名鉄黒野駅が挙げられますが、こちらは残念ながら既に現存していません。
ここで暫くの間、駅付近の廃線跡を散策してみました。