キャンプイン直前の1月20日にMLBフィリーズから電撃入団し5年ぶりに日本球界復帰。その経緯についてはここでは敢えて触れませんがサヨナラ弾2本を放つ等の4月の活躍ぶりは「流石元メジャーリーガー!」と唸らせるものでした。4月終了時点での打率は3割7分ありました。この為以前の記事(1041を参照)で「3割20本をノルマにやってほしい」と書いたもののこれは上方修正する必要があると思ったのですが…
ところが5月の交流戦以降に急降下。一時は2割6分台まで落ち込みました。最終的に2割8分まで帳尻を合わせ(笑)野手ではサブローに次ぐ好成績を挙げましたが、私的には少し物足りない気がします。
交流戦で急降下した原因の一つに、セ・リーグ投手陣の内角攻めに苦しんだ事が挙げられます。対井口、対マリーンズに限った事ではないのですが、全体的にパ・リーグよりもセ・リーグの投手の方が際どい内角球を突く投球が多いように感じます。そこを克服する事が出来ませんでした。
交流戦が終わりリーグ戦が再開しても上昇気配は見られず。これはパ・リーグの投手がセ・リーグの投手の内角攻めを参考にした為と考えられます。また、ひょっとしたら日米のストライクゾーンの違いに戸惑いを感じていたのかもしれません。
守備はまずまずでしたが、サブロー同様走塁面でたまに手を抜いた場面が見受けられたのは残念でなりません。平凡な内野ゴロでも相手がエラーしないとも限らないので一塁への全力疾走は怠らないでほしいものです。また、走塁面という意味では僅か4という盗塁数。足の故障があったとはいえこの数字はちと寂しいです。ただ、これについては西村新監督に代わった事により盗塁のサインも今季より増えるでしょうから密かに期待しています。
現在リハビリ中の故障か所を完治させ来季は内角攻めを克服して3割25本80打点、そして最低でもふた桁盗塁は記録してほしいものです。